・美味しいものを食べよう
生きるために食べる、という考え方もアリだろうけど、美味いものを食べるために生きているとオレは思うんだよなあ(レバニラを頬張りビールを飲みながら)。
・楽しく暮らそう
生きてる限りツラいことも悲しいこともあるだろうけどよ、およそ大体は楽しいことの方が多いに決まってると、そう思いたいだけに決まってる。
・いいサイトにしよう
最強のサイトにするための備忘録。ブログの運営を振り返ったり自分自身の生活を見直しています。記事にするには小粒すぎるネタの寄せ集めである”近況報告”もありますよ。
・アクティブに学ぼう
ためになったことは忘れないように記事にしよう。記事にするために学びにいくことも、大目に見よう。
・カラダを鍛えよう
ムキムキなカラダに憧れる。でもそれよりも健康がビクつかないカラダの方にもっと憧れがある。
・小田急コロネ散歩
変態企画。小田急線沿いにある全てのパン屋をめぐりたい。そしてコロネのことは全部わかったつもりでいたい。
・江戸三十三邪道たいやき巡り
ご利益を求める観音巡りもいいけどよ、ただ美味いものを食って廻るだけの巡礼もいいだろう。
美智子は毎晩ある人の帰りを待っていた。
風の強い日も、屋根の隙間を斜めの雨が襲う日も、
決まった時間になると美智子はエプロンをしたことを忘れ玄関の前に立っていた。
「時間をくれるかい。必ず戻ってくるから。」
美智子はその言葉を胸に刻み、
あの人がいつものように、立て付けの悪い玄関の戸を勢いよく開ける日を、
氷のように冷たい床の温度で踵の皮がいぶりがっこのように硬くなるまで待っていた。
佐伯さんがこの扉を出て行った日のことは、
まるで昨日のことのように覚えている。
私が罪を打ち明けた日、佐伯さんは出て行ったのだ。
明くる日も明くる日も私は自分を責めた。
責めたところでなにも状況は変わりはしないことをわかっていながらも、
責めなければ正気を保てなかった。
切れかけた電球が催眠術師の5円玉のように音もなく揺れている。
今日も戻ってこなかった。私はその一文を日記に書き留めるだけのサイボークになりつつあった。
エプロンを脱ぎランドリーに持って行こうとした、その時だった。
ギイイイイイイィィィィ。立て付けの悪い扉の音だった。
の「ィ」です。覚えておきましょう。