新企画【江戸三十三邪道たいやき巡り】が始まりました。
江戸三十三観音札所巡りの各札所の近くにある「たいやき屋」のメニューの中から黒餡や白餡ではない「邪道」なたいやきを三十三箇所(予定)巡ろうという企画。
・近くに観音様がいること
・「たいやき屋」であること
・餡ではないメニューなら何でもよい
という縛りでやっていきます。本家の観音巡りとは違いご利益や功徳を得られることはできませんが、歴史ある江戸の街の知見をたいやきを通して深められる上に手軽に高カロリーを摂取できるという夢のような企画です。
第1鯛所は台東区西浅草『求楽』
読み方は(ぐらく)。
台東区にある第1札所『浅草寺』から850m。徒歩10分。
浅草寺を出ると同時に「チューリップ BEST COLLECTION」を聴き始めると4曲目の「銀の指輪」のイントロでギターがテテレテテレテテレテテレと鳴っているところまで聴けます。ご利益。

東本願寺の通りにあります。
入り口。たいやき屋さんだと知っている人なら「たいやきが売ってありそう」と予測を立てることはできますが「いっぺんひと舐めすれば二度と今世の快楽には満足できねえカラダになってしまう薬がこの近くに売ってるらしい」という噂を耳に入れた若人がここを見つけたら「たいやきが売ってありそう」と思うに違いありません。
店内
入り口からして「狭いのかな」という所見を抱くことになりますがイートインスペースがあることを知り己の知見の狭さを恥じることになります。
見たことない調理機器が置いてありました。寝ている人の耳に差し込んでグルーガンの溶液を垂らす道具なのかなと思いましたが全く違うらしく、たいやきの生地を型に流し入れる機器とのこと。定期的に「オリジナルたい焼き作り体験プラン」というワークショップイベントをやってるらしいです。あとグルーガンから直でいいですよね普通に。
イートインスペースには水庭まであります。鯉が泳いでら。
徳が高そうなヤツってクラスには必ず1人はいたじゃないですか。スマブラで絶対ルイージ使うヤツ。そう、大坪くんです。大坪くん家って多分こんな感じだったと思うんですね行ったことないけど。何が言いたいかというとすごく落ち着けるんです。
- 庭が同居してる
- 座布団から田舎のばあちゃん家の匂い
- きらびやかすぎない照明
- こんがり焼けるたいやきのいい香り
ちなみにこのイートインスペースは閉店時間をすぎてからはレンタルスペースにもなるらしいです。
メニュー。邪道ばかり。何が邪道で何が正道なのかという自問自答が始まることになり第1段にして哲学の扉を開きました。正道だと思ってた餡の文字はなく「たいやき」としか書いてない。
御鯛印(ごちょういん)
こちらが御鯛印。ご朱印ではないです。やわらかクリーム。270円。
味の感想としては、
- シナモンつよし
- あまいよあまい
- ふわふわ
- 好きな柔らかさの生地
です。特に今まで食べた邪道たいやきの中でも飛び抜けてシナモンの主張が強い。
そもそもシナモンってたいやきに入ってていいのかと思いましたがクリームの甘さとシナモンの爽やかな香りが調和した瞬間、脳内で観音様が「絶品ですわな〜〜〜」と強めのビブラートをかけた裏声で差し迫ってくる経験をさせていただきました。奉納させていただきます。
まな板とか大判の皿とかを立てるヤツにバーミキュラのフタですけど何か的な顔で登場したので笑いました。
お店の情報とか
浅草たい焼き工房 求楽
※ホームページでオンライン販売有
東京都台東区西浅草2−3−2
03−6338−1809
おわり
ということでこの調子で三十三箇所巡りましょう。


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