新百合ヶ丘『第33回 麻生音楽祭2018 ポピュラー・ミュージックショー』の感想とか

麻生音楽祭に行ってきました。場所は麻生市民館。新百合ヶ丘駅から降りてすぐ。

麻生区は音楽の街と呼ばれていて、その中でも新百合ヶ丘は「しんゆり・芸術の街」というホームページがあるほど文化的な営みに力を入れてるみたいです。ここ最近知りました。

確かに新百合ヶ丘駅近辺には昭和音楽大学や日本映画大学、川崎アートセンターなどがあるのでなるほどなあと頷ける。


開演

ということで開演です。13:30に始まって18時過ぎくらいまでのロングラン。

セットリスト。1つのバンド・団体につき持ち時間は20分くらいで3〜4曲くらい演奏します。

ジャンルはフリー。ポピュラー・ミュージックショーと銘打ってますが、

  • ギター・ベース・ピアノのみのバンド
  • 打ち込みでBGM流してゴスペルやるすげえ団体
  • ビッグバンド
  • バロック(バイオリン・ロック)

やったりなどなどしたい放題やりたい放題。それがポピュラーミュージック。

50曲くらいの中から選んだ特に好きだった演奏曲3選

画像を載せて紹介したかったのですが演奏者のほとんどが一般の方なので控えました。

1曲目:No One Chat / 涙そうそう

11人編成のビッグバンド。涙そうそうだけボーカルあり(サックスの人)でビッグバンドバージョンで聴かせてくれましたがこれが秀逸。

フルート・クラリネット・テナーサックス・バイオリンの重厚なオブリガートとおじさんの優しいフレージングのボーカルがこれでもかという程マッチしていて、率直に思ったことを述べると「おじさんが束になり本気で楽しむとこうも涙腺を爆撃してくるのか」です。

編曲も素晴らしく、主旋律は当然のことながらボーカルが執るわけですが2コーラス目が終わった後のAメロからは主旋律がボーカルから楽器隊に変わります。煌びやかなフルートとクラリネットの音色にサックスの倍音豊かなサウンドで引き締まりそのハーモニーに包まれたトランペットの破壊光線が脳内に直接「古いアルバムめくれよ〜お前」と侵入してくるので中枢がやられました。また聴きたい。

2曲目:リリーヒル・ランブラーズ / Is Anybody Going To San Antone?

The Eaglesを彷彿とさせるアメリカン・カントリーバンド。ギター3本とウッドベース、ブルースハープとパーカッションの5人編成。

コーラスのハーモニーの美しさがThe Eaglesそのもの。歌い続けて年季の入った喉から発せられるボーカルの旨味みたいなものがビンビンに感じられて「あんな親父になりたいな」など思いました。

曲名をパーン!と言ってパーカッションのワンツースリーフォー!というカウントでギターをハーーーーンと鳴らして曲が始まる感じがすごいカッコいい。

3曲目:SS Family Band / ただのジョークと言ってくれ

『ただのジョークと言ってくれ』はロッドスチュワートの名曲『I Was Only Joking』にギターの佐々木氏が詞をつけたもの。

鉄人・衣笠祥雄をはじめとする空に旅立った人を思いながら人生を生きる親父たちの憂いや歎きのような心の詫び錆びが、ギター・ベース・ピアノのシンプルで静かなサウンドに溶け込んだ名曲。

「ただのジョークと言ってくれ!!!」と現実を受け入れずに泣きながらせがむのではなく、タバコを咥えガレージの消えかけた裸電球のソケットの型番を調べながら作業着を着たままボソッと「ただのジョークと言ってくれ…」とつぶやく感じ。THE 哀愁。

顔がボヤけてるので載せました。Family Bandなので家族らしい。みんなカープの服着てた。


まとめ

ということで「芸術の街・しんゆり」の底力を見せつけられた感じがします。どのバンドもクオリティが高くてこれで無料かよと驚きました。

個人的には『猫と金魚』のボーカルの方の話が心に残っていて、「お芝居が好きでお芝居を勉強してお芝居の劇団をつくった」とサラッと言いのけた瞬間にやっぱり人は行動力こそが大事だなと思った次第であります。

動き出そうとさえすれば人生は変わるし実際に動いてしまえば慣性の法則で止めようとしない限り永遠と動くわけです。

「動かしてしまえばこっちのもんだ」という心意気でとりあえず目の前の壁だと思ってるでかい岩を押してみることから始めようと思います。

音楽を聴きに行ったつもりでしたが人生哲学のようなものまで学べました。納税させていただきます。


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